2016年3月26日土曜日

アメリカ企業の社債格付けは危機的な水準へ!!

Junk territory: U.S. corporate debt ratings near 15-year low - March 24, 2016


S&Pにより付与されている社債の格付けの平均値が15年振りの低水準となる"BB(≒ハイイールド債high yield bond、ジャンク級債)"となりました。これは金融危機後の2008年・2009年時をも下回ります。

既にエネルギーセクターにおいては原油価格の下落によりデフォルトの懸念が高まっていますが、SoleraやiHeartといったテクノロジー企業やメディア企業も今年に入って格下げされています。S&Pはここ4年初めて債権市場で資金調達する企業の75%に"B(single B)"の格付けを付与しており、これは「将来的にデフォルトとなる可能性がある」と定義される"CCC(triple C)"よりも1ノッチだけ高い水準となります。

"B(single B)"を付与されている企業はPF Chang'sやToys R US、Men's Wearhouse等ですが、この事はこういった企業が直ぐデフォルトに陥る事を意味するものではありません。債券市場でなぜこのように低格付けの企業が急増しているかと言うと、資金調達のし易さに原因があると考えられていますが、なぜこのような事態が起こっているのかいくつか理由をお示しします。

1.Fed連邦準備制度理事会で2008年に"ゼロ金利"に近い政策が取られてから、超低金利の環境を作り上げてきた。

2.投資家は米国債のような利益を生まない安全資産から、高いリターンが期待出来る低格付けの社債(=ハイイールド債high yield bond)へと資金を向けている。

3.それにより、低格付けの企業が資本市場から低コストで資金調達する事がより容易になった。

しかし、Fedが少しずつ米ドルの利上げに動いている事と、今後の世界経済への暗い見通し、コモディティ価格の低迷により、社債の返済に苦労する企業も現れると考えられており、これまでのようなハイイールド債への投資は減少しています。


http://money.cnn.com/2016/03/24/investing/us-corporate-debt-rating-junk-15-year-low/index.html

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