2016年4月28日木曜日

バイナリーオプションで勝つためのポイント☆

少し本文が長くなってしまいました。

バイナリーオプション=BOとは金融派生商品の1つで、特定の通貨ペアが一定の時間内に価格が上がるか下がるかを予想する取引です。主に"ラダーオプション"と"レンジオプション"の2種類あり、ラダーオプションは「複数の目標価格の中から1つを選び判定時刻の価格がそれより上か下かを予想するもの」で、トレンド相場と相性が良いと言われており、レンジオプションは「複数の目標価格帯の中から1つ選び、判定時刻の価格がその価格帯に入るか入らないかを予想するもの」で、レンジ相場と相性が良いと言われています。

最近急速に人気が広まっていますが、金融庁から賭博との線引きが難しいとの判断もあり規制が厳しくなっています。金融先物取引業協会からも、毎月の取引口座に対する損失発生口座の割合が開示もされていますが、どの業者もラダーやレンジを問わず75%前後の口座で損失が発生している事が分かりますので、"非常に勝ち難い投資の1つ"と言えると思います。

過去には「オプションを扱っていた会社が顧客への払い戻しが多過ぎて扱いを止めた」という話もあるそうですが、個人的にはこれは少し間違った認識と考えています。GMOクリック証券では2013年11月から2014年9月までレンジオプションを販売していましたがその後中止しました。確かにレンジの取り扱い開始後11ヶ月間で6ヶ月も払い戻し率が100%を超えていますが、最初の月は85%と散々な結果となっています。そして損失発生口座割合は常に50%を超えています。この払い戻し率が安定しなかった事も取り扱い中止の理由の1つと考えて良いと思います。(因みにGMOクリック証券での同期間でのラダーオプションの払い戻し実績も100%越えが3ヶ月あります。ラダーは2011年3月分から開示されていますが、過去59ヶ月で100%を超えたのは7ヶ月のみなので、導入システムに問題があったのかも・・) 


私が個人的に考える、バイナリーオプションをお勧めしない理由は以下の3点です。


・ナンピン出来ない

「底値で買って天井で売る」という売買を1回で決める事は、専業で投資されている方でも難しいと思います。つまり下がったら買い増しして取得平均値を下げ、再度上昇するタイミングを伺う必要が出てきますが、2時間前後という枠内での決済が決まっているBOではそれが非常にやり難くなっています。マーチンゲール法のような手法を取っても、1日の投入金額に上限がある時点でいつかは限界点に達してしまいます。またFXの場合「スプレッドが1pipsで、5pips取る取引を20回繰り返すのと100pips取る取引を1回するのでは、後者の方が圧倒的に勝ち易い(手数料に当たるスプレッドの占める割合を減らせるから)」という事が成り立ちますが、BOでは1回の取引に占める割合一定です。損切りや転売を繰り返せばその分手手元に残る資金は棄損します。


・長期保有によるメリット(配当金・株主優待・スワップ金利など)が受けられない

勿論これらは市場環境によって変動し、損失分を穴埋めできないケースもあるかと思いますが、"All or nothing"に比べればかなりの緩衝材になります。短期売買を繰り返す訳ではないので、精神的にも楽だと思います。個人的には株式投資では配当や優待は意識していませんが、FXでは高金利通貨以外を取引する事は稀です。


・そもそも金融工学は甘くない

最近ではリンク債のような仕組債が高利回りの商品として出回っています。ただこういった商品はハイリターンが期待できる一方、勿論目には見え難いリスクも抱えた商品です。BOでもシステムを使って特定の時間内での変動率を算出し"レート"を提示している訳なので、数をこなせば計算値(恐らく顧客に不利な値)に収束するはずです。また数時間という超短期間ではテクニカルが有用とも思えません。また、この"レート"が"需給"で決まっていない以上、流動性のメリットがありません。つまり、「本来ならもっと価値のある商品が低価値の評価のままとなっている」という状態が成り立ちません。


ただ1点注目されるのは、「新しいオプション取引を開始した直後は"総取引金額に対する総支払金額の割合"が100%を上回るケースもありそう」という事です。私はパチスロはやりませんが、新規開店時や新台入れ替え時は還元率も高くなっているそうですね。BOも新しいイベント発生時(新規通貨ペア取り扱い開始、新規オプション導入)にサッと入り、そして1~2ヶ月で撤退するハイエナ作戦なら、勝機はあるかもしれません。以上、個人的な見解でした☆

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