2016年3月19日土曜日

投資家の心理を探る"Fear & Greed index"

投資をしている方であれば1度は"恐怖指数=VIX指数"という言葉を聞かれた事があると思います。投資家心理を示す数値としてシカゴ・オプション取引所でも利用されていますが、同様の指標にCNNより算出されている"Fear & Greed index"があります。

投資家は"Fear(恐怖)"と"Greed(欲)"の2つの心理状態を持っていますが、その偏りを指標化したものがこの"Fear & Greed index"です。

Stock Price Momentum: S&P 500と125日移動平均線との比較
Stock Price Strength: NY市場で52週高値/安値を更新した銘柄数
Stock Price Breadth: 上昇銘柄と下落銘柄との出来高比
Put and Call Options: OP取引でコールとプットとの取引量比
Junk Bond Demand: 投資適格債とジャンク債との債券利回り比
Market Volatility: VIX指数
Safe Haven Demand: 株式と債券とのリターン比
  
上記7項目をそれぞれ通常からどの程度乖離しているかを均等加重で計算し、「100はGreedの状態、0はFearの状態」として0-100で算出されたものです。例えば、S&P 500 が3年振りの安値となった2008年9月17日はFear & Greed indexは"12"でした。この指標が"Fear"の状態では市場が本来の妥当的な値より悲観的な水準に偏っており、"Greed"の状態では逆に楽観的な水準に偏っている事を示しています。


そして現在のFear & Greed indexは"17"で、"Extreme Fear=極端に恐怖的"な水準となっています。過去2年を見ると10~15程度まで下落した時期もありますが、NY市場や為替市場に関してはそろそろリスクオンのタイミングを検討してもいいかもしれません。

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