年始から金融市場は不安定な推移を続けていますが、日銀の金融政策への期待から2月の底値から立ち直りを見せていた日本市場の見通しも不透明さを増しています。28日の日銀金融政策決定会合では"現状維持"が決まりましたが、事前の観測報道を織り込んでいた市場関係者から大きな失望を誘い、円相場は年初来安値を下回ると勢いは翌29日も衰えずNY市場では1ドル106円台前半まで円高が進行し、CME日経平均先物は15,880円と大きく下落して取引を終了しました。昨日も米・財務省から、日本を為替政策の監視対象にするというアナウンスがあり、連休に突入した東京市場はお通夜状態。週明けの東京市場は更に円高&株安が進行する事になりそうです。
円相場は年初来安値を割り込み、更に円高が加速しています。現状では下値の目処も立てらられない状況ですが、心理的な節目として106円や105円、過去半年近く揉みあった102円台は抵抗帯として意識されそうです。将来的には米・利上げが意識され、ドル高が進む事が予想されますので、円相場でのチャート形状も見ながら慎重に株の買い注文も出したいと思います。
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