Why investing is actually as easy as A-to-Z - May 23, 2016
株式投資をする際はファンダメンタルやテクニカルを駆使して・・とこれまでの知識と経験を総動員して1銘柄を厳選する、という人は多いと思います。しかし実際にはもっと単純に、「会社名」を意識するだけでも高い投資リターンが得られるかもしれません。
Review of Financeの3月号では、"アルファベット順で始めにある会社は出来高が多い"という調査結果が紹介されています。はじめの方に記載されている会社はより注意を惹きやすいため、昔から電話帳には"A"で始まる会社が沢山載っています。S&P500にもAppleやGoogleの親会社であるAlphabetなど54社がAで始まる一方、"Z"で始まる銘柄は3社のみです。
これは一般的に人が"satisficers=満足者"であるためで、つまり「高い目標を持っているのに、近いところに最初に到達した時点で満足してしまう人が多い」という事が1つ理由に考えられています。コンピュータではないので、実際に全ての選択肢を疲れてヘトヘトになるまで検討している、という人はごく少数でしょう。テクノロジーもその原因の一端を担っており、一般的なソートはアルファベット順に並べ替えられています。そのため、アルファベット順で上位5%にある銘柄では、出来高が5~15%多くなっているそうです。
もし今新しい会社を設立し社名を検討しているのであれば、"A"で始まる名前を検討すうべきかもしれません。また社名や株式銘柄コードで事業内容を思い出しやすい銘柄が良いようです。最近ではPure Drone Economy Strategy社というドローン関連株が"IFLY"という証券コードで上場しています。このような"アルファベットの罠"に陥らないためには、しっかりとP/Eレシオや利益・ファンダメンタルでソートして銘柄選定が欠かせないかもしれません。
⇒http://www.marketwatch.com/story/why-investing-is-actually-as-easy-as-a-to-z-2016-05-23
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