ストキャスティクスStochasticsは米国のジョージ・レーン氏によって考案されたオシレータ系のテクニカル指標の1つです。株価の値動きに着目して、%Kと%Dという2本のラインの相関関係を0%~100%の範囲で示し、「80%以上を"買われすぎ"、20%以下を"売られすぎ"」として現在値が割高か割安かを判断する指標です。
%Kライン・・・数日間の最高値・最安値を指数化した指標
%Dライン・・・Kラインをさらに3日間で修正した指標
短期的な売買ポイントを見付ける際に有用と言われており、高値圏で%Kが%Dを下抜けた(交差)場合、また安値圏で%Kが%Dを上抜けた(交差)場合には特に相場転換の重要なサインとなることが多いという特徴があります。 これを逆行現象(ダイバージェンスdivergence)と言いますが、ストキャスティクスが最大限の効用を発揮し、最も信頼性の高い現象と言われています。
ストキャスティクスはRSIと同じように価格動向に非常に敏感なためレンジ相場と相性が良いと言われています。そのためチャートが波を作らずにトレンドが出ている場面では機能しない点には注意が必要です。
ストキャスティクスはFidelity Investmentsの4月記事にも紹介されています
⇒https://www.fidelity.com/viewpoints/active-trader/trading-with-stochastics
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