☆7月15日終値☆
日経平均株価:16,497.85円
TOPIX:1,317.10円
CME225先物:15,400円(15日NYクローズ)
7月18日~7月21日の日経平均株価の予想レンジは15,2500円~16,250円です。
先週の株式市場は英・EU離脱からのリバウンドが巻き戻される展開となりました。米・6月雇用統計が事前予想を上回った事で米国経済に対する過度な懸念が和らぎ、また参院選で自民とが大勝した事で政府による政策期待と日銀による追加緩和期待により円安ドル高が進行しました。また英国でもメイ内相が首相に就任するなど政局の不透明感が後退した事で投資家心理が改善し、金融市場は離脱決定前の水準を回復しています。ただ金曜日NYクローズ直前にトルコでのクーデター発生のニュースも飛び込んでおり、今後の事態進展に注目が集まります。
月末に予定されている日銀会合を控えて円安株高が進行しています。ここ数年は黒田総裁により積極的な緩和政策が図られてきましたが物価上昇は限られており、また世界情勢の緊迫化により急速に円高が進行しています。月末の日銀会合では上場投信信託(ETF)などの質的拡充やマイナス金利幅の拡大が予想されていますが、"永久国債の発行"や"ヘリコプターマネー"といった報道もあり、物価上昇が限られる中で、より直接的なインフレ政策も検討されるかもしれません。
現在はトルコでのクーデターは鎮圧され失敗に終わったとの報道がされています。金曜日に進んだ円高の流れは多少は巻き戻しが期待されるかもしれませんが、このところの円安株高に更に調整が入る可能性は高そうです。今週も引き続き日本株はJASDAQ市場・マザーズ市場の個別銘柄、為替取引は基本的には様子見としたいと思います。
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