☆7月8日終値☆
日経平均株価:15,106.98円
TOPIX:1,209.88円
CME225先物:15,380円(8日NYクローズ)
7月11日~7月15日の日経平均株価の予想レンジは15,000円~15,750円です。
先週の株式市場は英・EU離脱からのリバウンドが巻き戻される展開となりました。英国では不動産市況の悪化懸念から資金引き揚げの動きが加速したため不動産ファンドの解約停止や評価額引き下げが相次いでおり、またドイツ銀行やイタリア大手銀行の経営先行きに対する懸念により欧州の銀行株は大きく下落しています。経済の下支えのためBOEやECBでは緩和政策が拡大されるとの見込みが高まっていますが、不透明感は拭えないままとなっています。
米経済は好調を維持しており、8日(金)に発表された6月雇用統計も良好な結果となったのにも関わらず、FF金利織り込み度は7月25bp利上げ4%、9月25bp利上げ9.5%と年1回の利上げも難しくなっている状況です。本日発表された中・消費者物価指数は予想を上回りましたが、英・EU離脱による今後の世界経済に対する影響を見極める必要がありそうです。
世界的な緩和政策の維持により、その影響をを最も受けるのは日本の株式市場です。今月末の日銀会合では緩和政策の拡大が見込まれていますが、それでもしばらくは円高トレンドが続く事になりそうです。輸出企業を中心とした東証1部主力銘柄は苦戦が続くと予想されますので、個人投資家を中心に新興銘柄への注目が高まりそうです。引き続くJASDAQ市場・マザーズ市場の個別銘柄を狙いたいと考えています。
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