4月の日銀会合以降追加緩和期待の剥落により円高が進行し、輸出企業が多くを占める東証1部の主力株の株価は低迷し投資パフォーマンスも落ちる一方、個人投資家を中心に人気の高かったJASDAQやマザーズといった新興市場では海外投資家の参入も増え上昇するなど"2極化"が進んでいます。金曜日に米・5月雇用統計が発表されて以降急速に円高が進行しており、今週も東証1部の主力大型株の株価は苦戦を強いられそうです。
マザーズ指数は年明け以降30%程上昇しており、6176ブランジスタは新作APPへの期待からテンバガーを達成するなど活況ですが、ただマザーズの中心的な銘柄であった4565そーせいが崩れて以降は新興銘柄の値動きも不安定になっています。
特に4589アキュセラ・インクが6日連続ストップ安を付けるなど、短期的な値動きを求めた資金の流入により株価の乱高下が激しくなっています。先週の値下がり率上位はマザーズ・JASDAQを中心に10%超となる銘柄が多く、追証絡みや換金売りも巻き込んで下落の連鎖が起きている模様です。
主力大型株への期待が難しい以上、注目は新興銘柄になりますが、気掛かりは3914JIG-SAWの値動き。ウェル・インベストメンツ・リサーチにより、グジソーの株価を"とても不可解"とするレポートが公表されて以降ストップ安が続いています。2日(木)はザラ場で値が付いており、また金曜日のPTSでは6,000円前後で取引されていますので、先ずは寄付きその後の値動きに注目したいと思います。
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